学習塾講師が語る 学習お悩み解決ブログ

学習塾講師をしているナカタマコトといいます。勉強の仕方など勉強のお悩みを解決します!!

教育ITソリューションEXPOに行ってきました

教育業界にもIT化の波が来ています。

教育向けのさまざまなICTツールが続々と登場しています。

そんなさまざまなツールが一同に会する教育ITソリューションEXPOに行ってきました。

そこで感じた感想を書いておきます。

 

⑴実はICTツールは手詰まり??

正直、感想としてはこれ。ひと昔前なら、「ほほう!」「へぇ〜」と思うものもあったが、各社同じようなものを展示していた。これといって目新しいものはなかったように思う。公教育、私教育関わらず、IT化は進んでいるが、正直ここに来て手詰まりなのだろう。それは、先陣をきって導入したところがある程度共通の悩みにぶつかり、それがクリアできないからだろう。共通の悩みとは、

①現場が対応できていない。機器が使いこなせない。

先陣を切って導入したところから、必ずこの話は聞く。ITを活用している授業の動画などを見ても、はっきり言って’無理やり使っている感’が出ている。これは、生徒にも伝わり、生徒の生の声で「別になくても・・・」という声も聞く。

②コストがかかる割に、効果が薄い。

そして、これらの情報機器はとにかく高い!!例えば、電子黒板を一台導入すると、それだけでうん十万円かかる。では、例えば5つ教室がある塾で全ての教室に導入すると、百万単位の投資である。では、それを払って何ができるか。動画が見れる、写真が簡単に投影できる、発音が流れる、といろいろあるだろうが、百万単位のお金をかけるだけの価値があることなのだろうかというのが正直なところである。

③(タブレットに関して)端末問題。共通の端末かBYOD(Bring Your Own Device)か。

生徒全員に同じ端末を持たせることのほうが管理はしやすいが、それはコスト面などで障壁が高い。かといってBYODは、各端末差が大きく、教室の中での共通の動きは出ない。

こんなところだ。各社様々なサービスを展開しているが、はっきり言ってあまり売れないんじゃね?というのが正直なところだ。なぜなら、①〜③の部分に対して解決しようと本気で動いているところはあまりない。だから、導入を渋る→サンプルが集まらない→開発が進まず手詰まりになる。

塾については、教育ICTに関しては、先陣切ったところが馬鹿を見るパターンではないかと思う。公教育は資金が豊富なので、公教育が先陣をきっていっぱい失敗するでしょう。そのなかで、成功事例がポツポツでできて標準化されていき、公教育でどこの学校でも一人一台タブレットを持つようになって塾も・・・って感じなんでしょうね。あとは、低価格化を・・・。

 

(2)教員の声は届いているか?

某超大手企業のプレゼンを聞いた。はっきり言って、「君たちは何もわかっていないね・・・」が感想でした。教育IT事業に参加している企業は大きく分けて2つのパターンがある。ひとつは、教材作成会社がIT部門を立ち上げるパターン。このパターンの場合は、紙ベースの教材を発展させる形をとることが多い。が、別になくても・・・ということを一生懸命やりがち。もう一つは、技術の会社が教育部門を立ち上げるパターン。このパターンは、「え?で、それをどう教育につかうの?」というところに行き着きがち。ある企業のブースできいた、「アンケートをメールで一斉にクラス全員に送れます」に対して、授業をしている人間は「で?」である。その場で集計できるとからなら別ですけど、そのような説明はなかったかと・・・。現場の教員がほしいものと、企業の提供しているものの間にミスマッチが起こっている気がしました。しかし、これは、実は現場側にも問題がある。実は現場は、どういうものがほしいという考えを膨らますことをしないのである。いいものをつかうの発想なのである。なので、双方が歩みよる必要がありそうである。(技術会社さん、教育業界に進出するなら、社員を塾に派遣すると成功すると思いますよ。)

 

③プログラミング

プログラミングの教育の波がだいぶ来ていますね。プログラミングは将来必須になるかもですね。業務でつかうアプリををサクサクっと自分でつくれるということが、普通の企業の入社条件になる日がすぐにくるんでしょうね。ひと昔前なら、「ワードエクセル使えます」は武器だったかもしれないが、今となっては「で?」です。これは、いずれ必須になる分野でしょうね。

 

否定的なことばかり書いていますが、私は、ICT化は大賛成なんです。

私のスタンスはこうです。

来たるべき時代に備え、小さな投資で小さな失敗を積み重ね、ノウハウは蓄積していき、ICTツールが標準化した際にはある程度の経験を持っていたい。というところですね。

アプリくらいつくれるように勉強しておこうかなぁ〜

 

長くなりました。では。

 

 

 

【子ども視点】やる気を出すには??その2

前回、モチベーションには、テンション、外発的モチベーション、内発的モチベーションがあることを話しましたね。

今日はそのコントロールです。

内発的モチベーションを保っている状態になればモチベーションのコントロールはもう不要です。しかし、内発的モチベーションを保つまでは外発的モチベーションとテンションのコントロールでモチベーションを保つしかありません。

例えば外発的モチベーションを上げるには自分でご褒美を決めることです。このページまで終わったらアイスを食べようとかこの勉強が終わったら遊びに行こうというように自分へご褒美を設定するだけで少しモチベーションはアップします。

さらに、テンションを上げるためには、カフェや図書館へ出かけて勉強しましょう。これだけでいつもと少し違うということでテンションが上がります。あるいは、新しい文房具で勉強してみたり、自分の中でテンションが上がるような仕掛けを作るのです。


一般的にモチベーションといえば、内発的モチベーションだけがイメージされがちです。しかし内発的モチベーションはなかなか持てるものではありません。それまでは外発的モチベーションやテンションで自分を騙しながらモチベーションを維持しましょう。

【子ども視点】やる気を出すには??

塾講師をしていて生徒から
「な〜んかやる気になれない( ;´Д`)」
なんて言葉をよく聞きます。

大人でもこんなことはよくあります。

ある塾では「やる気スイッチ」なんて言葉を使っていますね。この「やる気スイッチ」を入れることは自分では難しいと思っていませんか?やる気の正体を知れば、やる気のスイッチのON・OFFを簡単に切り替えることもできます。

やる気という言葉に近い意味で使われる言葉としてモチベーションという言葉がありますね。

このモチベーションには3種類あるんです。
それは
・テンション
・外発的モチベーション
・内発的モチベーション
の3つです。

わかりやすく勉強に例えますが勉強以外でも使えます

テンションとは......
例えるなら勉強会の時のやる気と同じです。友達との勉強会の時は勉強に対するテンションが上がり、自然とモチベーションもわきます。あるいは、勉強のために図書館へ行くなども勉強に対するテンションが上がっている状態です。

外発的モチベーションとは......
簡単にいえばご褒美です。これをやれば、◯◯がもらえるということによるモチベーションです。それを行うことで自分が得をするからやろうと思うモチベーションです。

内発的モチベーションとは.......
自分の中から湧き出るモチベーションです。例えば、医者になってたくさんの命を救いたいから今は勉強を頑張るというような内側から湧き出るモチベーションです。

いうまでもなく一番いいのは内発的モチベーションをもつことです。それがあれば、やらなければいけないことを自分自身の使命と感じモチベーションが自然と湧き出る状態になれるのでどんな困難にも打ち勝とうとします。一方外発的モチベーションは一時的で根本的なモチベーションアップにはつながっていません。

しかし、内発的モチベーションを保てる人間はごくわずかです。

そこで、外発的モチベーションやテンションを自分自身にかけることによってモチベーションをコントロールできます!

長くなったので続きは今度。

ブログはじめます

はじめまして、タナカマコトです。

塾講師をして、はや10年。勉強の仕方など皆さんが悩んでいることについて私の考えを綴っていこうと思います。

子どもの視点、親の視点、先生の視点からお答えします。

よろしくお願いします。